イラン核問題関係6か国、欧州連合(EU)とイランは14日、オーストリアのウィーンで外相級の全体会合を開き、問題解決の協議が最終合意に達したことを明らかにしました。これにより、13年も続いたこの国際紛争が政治的に円満に解決したことになります。
100ページほどの合意文書は、主要部分と5つの付属文書からなり、内容は制裁、核分野、関係6か国とイラン連合委員会の活動、原子力協力、協議実施計画などに及びます。
この合意に従い、国連安保理やアメリカ、EUがイランに対して行っていた制裁の大部分が取り消しまたは一時停止になります。一方、イランは約束の遵守、核計画の制限や平和目的利用、また国際社会からの査察を受けることなどを履行しなければなりません。
なお、合意書は国連安保理で討議採択された後に正式に発効することになり、さらに数ヶ月にわたる関係各方面の準備を経て執行されます。
(中国国際放送局)
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