欧州中央銀行(ECB)は8日、報告を発表し、ユーロの為替相場が過去1年間で10%値下がりしたため、ユーロの世界で占める外貨準備高の割合が下がったことを明らかにしました。
報告は「2014年5月からの1年間、世界の外貨準備高の規模は11兆6000億ドル前後を保っている。このうちアメリカドルの占める割合は1.8ポイント上昇し、62.9%に上がった。ユーロの占める割合は2.2ポイント下落し、22.2%になった。為替レートの変動を除けば、ユーロの下落幅は0.2ポイントだ」としています。
報告はまた「2007年末の金融危機発生以来、ドルとユーロが世界の外貨準備高に占める割合はそれぞれ5ポイントと1ポイント下がった。同じ時期、新興の外貨準備通貨の比率が倍増していることから、世界の外貨準備はますます多様性を持ってきている」と分析しています。
(中国国際放送局)
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