中国の対外投資の歩みが加速し、国際社会で幅広く注目を集めている。最近発表された一連の海外機関の報告書では、中国はいずれ世界で最も重要な海外投資国になるとの見方が示された。米財務省のジェイコブ ルー長官も24日に行われた米中企業家円卓会議の席で、「中国の対米投資が急速に増加している。2007年から2013年の間に、中国の対米投資は14倍増加した」と述べた。
ドイツのメルカトル中国研究センターと米国の研究機関ロジウム グループがこのほど共同で発表した報告書では、「2020年までに、中国は世界最大の投資国になり、中国の世界にある海外資産は現在の水準の3倍に増加する見込みだ。つまり現在の6兆4千億ドル(約792兆5760億円)が20兆ドル(約2476兆円)に増加するということだ。中国は今や重要なグローバル投資国であり、今後10年で世界における対外直接投資の伸びの最も重要な駆動要因になることが予想される」としている。
中国の対外投資プロジェクトは大きな注目を集めている。中国企業の本部拠点が17億ポンド(約3315億円)を投じて建設した英国のロイヤル アルバート ドックビジネスエリアにおけるプロジェクトの第1期オフィスビルは、今月26日に発売が始まり、多くの企業に好意的に迎えられた。このプロジェクトによって2万人以上の雇用が生まれ、ロンドンには60億ポンド(約1兆1700億円)の生産額がもたらされることになる。英国貿易投資総省がこのほど発表したデータによると、中国が過去5年間に英国で行った投資の年平均増加率は85%に達した。中国企業は英国への投資を継続することにより、現地で雇用を生み出し、危機に瀕した企業をいくつも救済し、たくさんの人々に福祉をもたらし、英国政府の収入を増やし、英国の経済発展を支援し、優れた社会的効果および経済的効果を上げた。
(人民網日本語版)
推薦記事: