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中国人民銀行、政策金利と預金準備率を共に引き下げ
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-06-29 10:30:23 | 中国国際放送局 | 編集: 王珊寧

  中国人民銀行(中央銀行)は27日午後、企業の融資コストを一段と引き下げるため、28日から金融機関の人民元貸し出しと預金の基準金利を同時に引き下げ、また、一定の条件を満たす金融機構に対し預金準備率も引き下げると発表しました。  中央銀行は、1年物の基準金利は貸し出しも預金も0.25ポイント引き下げて、それぞれ4.85%と2%となることを発表しました。また、その他各種類の貸し出しや預金の基準金利、個人の住宅積立金をベースにした貸し出しの金利もこれに応じて、それぞれ調整するということです。

  中央銀行はまた、実態経済の成長をサポートし構造調整を促すため、(「農村、農業、農民」の)「三農」関連融資の占める割合が所定の基準を満たす都市部商業銀行、非県域農村商業銀行に対し預金準備率を0.5ポイント引き下げること、「三農」あるいは小規模・零細企業向け融資が所定の基準を満たす国有大型商業銀行、株式制商業銀行、外資銀行に対し預金準備率を0.5ポイント引き下げること、企業資金の運用効率を引き上げるよう奨励するため、金融会社の預金準備率を3ポイント引き下げることを発表しました。

  中央銀行の責任者はさらに、今回の条件つき預金準備率と政策金利の引き下げは「その重点が、構造の最適化における通貨政策の重要な機能を強め、経済の安定で健全かつ持続可能な発展を推し進めることと、基準金利の牽引的役割を発揮させ、社会の融資コストの引き下げを促すことにある」と明らかにしました。

 

 (中国国際放送局)

 

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