中国人民銀行(中央銀行)はこのほど、6月28日から金融機関に対し、方向性をもってターゲットを絞った準備率の引き下げを行い、実体経済の発展をよりよく支援し、構造調整を促進することを決定した。具体的には、「三農」(農民、農家、農業)に対する貸出の割合がターゲットを絞った準備率引き下げの基準に達している都市商業銀行、非県域の農村商業銀行については、預金準備率を0.5ポイント引き下げる。「三農」または小規模 零細企業に対する貸出が同基準に達している国有大型商業銀行、株式制商業銀行、外資系銀行は、預金準備率を0.5ポイント引き下げる。金融企業の預金準備率を3ポイント引き下げ、企業の資金運用効率の向上に向けた役割をしっかり発揮することをさらに奨励する。
また同日より、金融機関の人民元建て貸出 預金の基準金利を引き下げ、企業の資金調達コストをさらに引き下げるようにする。そのうち金融機関の期間1年の貸出の基準金利は0.25ポイント引き下げて4.85%とし、期間1年の預金の基準金利は0.25ポイント引き下げて2%とする。その他の貸出 預金の基準金利や個人の住宅積立金(住房公積金)の預金 貸出金利は、それぞれに適宜調整する。
(人民網日本語版)
推薦記事: