今回の経済方面の対話を通じて、中米が相互のマクロ経済政策をより深く理解し、世界の2大経済体がマクロ経済政策により適切に協調し、世界の金融市場の安定を擁護し、依然として脆弱なグローバル経済の復興の勢いを守るためにプラスになる。
中国財政部の朱光耀副部長は、対話終了後の説明会で、次のように述べた。米国経済の復興の兆しは良好で、中国は連邦準備制度(FRS)は金利の正常化を進めることを歓迎する。中国はFRSの量的金融緩和政策(QE)の廃止における慎重な姿勢に賛同し、FRSがその政策の波及効果に注目することを歓迎する。
中米の二国間投資協定の交渉のより一層の推進は、今度の経済対話のポイントの一つであり、双方はこの交渉を二国間経済貿易関係の最重要事項として、すべての必要資源を投じて互利互恵とウィンウィンを実現する高水準の投資協定に合意することを希望している。
双方はいずれも「一里塚」を用いることでネガティブリスト・オファーズの初交換という重大な進展を表現し、また今年の9月初めにオファーズを再交換することで同意している。
財政部の楼継偉部長は対話期間中のブリーフィングで次のように表明している。金融危機の間に、中国の世界経済成長率への貢献度は50%に達しだが、このような状況は持続不可能だろう。現在、中国の世界経済成長率への貢献度はおよそ30%で、米国がおよそ10%だ。世界最大の経済体としての米国は、世界経済の回復に対しより大きな責任を引き受けるべきだ。