【新華社北京6月9日】日本と米国は7日、双方が共同で開発している海上配備型迎撃ミサイル「SM-3 ブロック2A」の初の発射実験に成功したと発表した。
米国ミサイル防衛庁(MDA)のリック・ライナー報道官は6日、米国カリフォルニア州の米海軍ポイントマグー射場で行ったことを明らかにした。
「SM-3ブロック2A」ミサイルは現在日本・海上自衛隊のイージス艦に搭載されている「ブロック1A」の改良型で、射程や命中精度の向上を図るために、日米両国政府が2006年から約20億ドルを投資して共同研究開発を始め、米国・レイセオン(Raytheon Company)が開発を担当していた。攻撃ミサイル「SM-3 ブロック2 A」は2017年前後にその開発の完成が見込まれているという。
非営利団体、米ミサイル防衛擁護同盟( MDAA)のリキ・エリソン会長は、日本と米国はそれぞれおよそ10億ドルを出資し、この新型ミサイルの設計、テストおよび最終的な生産に用いる見通しだと述べている。
エリソン会長は、計画によればテストにはまだ3年かかり、それからようやく「SM-3 ブロック 2 A」は米海軍と日本海上自衛隊のイージス艦およびポーランドとルーマニアにあるイージス・アショアサイト(陸上発射基地)に配備されると述べている。
(新華網日本語)
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