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中国政府が『中国の軍事戦略』白書を発表
jp.xinhuanet.com | 発表時間 14:07:39 | 新華網日本語 | 編集: 彭纯

   【新華社北京5月27日】中国政府は26日、『中国の軍事戦略』白書を発表し、新情勢のもとで積極的防御という軍事戦略方針を徹底し、国防と軍隊の現代化を早急に推進し、国家の主権、安全、発展の利益を断固として擁護すると強調した。

    白書は次のように述べた。中国軍隊は新しい歴史的な起点に立ち、国の安全保障環境の新しい変化に適応し、中国共産党の新情勢のもとでの強軍目標の実現をめぐり、新情勢のもとで積極的防御という軍事戦略方針を徹底し、国防及び軍隊の現代化の推進を加速しなければならない。また、国家の主権、安全、発展の利益を断固として維持し、「2つの百年」奮闘目標と中華民族の偉大なる復興の中国の夢を実現するために、強固な保障を提供しなければならない。

    これは1998年以降、中国政府が発表した9番目の国防白書で、中国軍事戦略について初めて専門的に記述した白書でもある。

    白書は全文約9,000字で、中国語、英語、仏語、ロシア語、ドイツ語、スペイン語、アラブ語、日本語の8種類の言語で発表された。正文は前置きと国家の安全保障情勢、軍隊の使命及び戦略的任務、積極的防御戦略方針、軍事力の建設と発展、軍事闘争準備、軍事安全保障協力などの6部で構成される。

    「この白書は中国の現行軍事戦略を初めて集中的に記述したもので、中国の積極的防御戦略思想の最新の発展状況を体現し、中国が改革の発展の重要段階に進む戦略的方向を明確化している。また、中国が平和的発展路線を断固として歩む最大の誠意を示し、世界の発展の大局に順応する中国の客観的な選択を表している。」と軍事科学院国防政策研究センターの陳舟主任は述べた。

    白書はまた、次のように強調している。新しい歴史的時期に、中国の軍隊は中国共産党の新情勢のもとで強軍目標を綱領とし、共産党の軍隊に対する絶対的な指導を少しも揺るぎなく堅持しなければならない。戦闘力を始終、唯一の根本的な基準とし、光栄ある伝統と優良な気風を大いに発揚し、共産党の指揮に従い、戦闘で勝利できる優良な気風の人民軍隊を建設しなければならない。

    白書はまた、次のように指摘している。国家安全と発展戦略に基づき、新しい歴史的時期の情勢と任務要求に適応し、積極的防御という軍事戦略方針の実施を堅持し、時代とともに前進して軍事戦略の指導を強化しなければならない。戦略的視野をより一層拡大し、戦略思想を更新し、指導の重心を前方に移し、戦争準備と戦争停止、権利擁護と安定維持、威嚇と実戦、戦争行動と平和時期の軍事力の運用を統一的に計画しなければならない。深遠な策略を重視し、有利な態勢を形成し、危機を総合的にコントロールし、戦争を断固として制止し、打倒する。白書はさらに、次のように強調している。情報化の局部戦争に勝利することに軍事闘争の準備基点を置き、海上軍事闘争と軍事闘争準備を際立たせ、重大な危機を効果的に抑制し、連鎖反応に適切に対応し、国家の領土主権、統一と安全を断固として守っていく。

    国際軍事安全保障協力について、白書は次のように説明している。中国軍隊は共同の安全、総合的な安全、協力する安全、持続可能な安全といった安全観を堅持し、同盟を結ばなく、対抗をしなく、第三国を標的にしない軍事関係を発展させる。公平で効果的な集団安全保障メカニズムと軍事相互信頼メカニズムの構築を推進し、軍事安全保障協力の空間を積極的に拡大し、国の平和的発展にプラスになる安全保障環境を創設する。

  (新華網日本語)

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