【新華社モスクワ6月3日】『ロシアジャーナル』の2日付の記事によると、ロシアの事故調査委員会が「プラグリェース-M27M」の打ち上げの失敗は、積載ロケット機体の構造上の特殊性に関係しているとする報告を発表した。
報道によると、打ち上げ事故調査委員会が発表した報告では、無人補給船「プラグリェース-M27M」が「サユース2.1a」積載ロケット第三段と分離する前後に故障が発生し、無人補給船が損壊したと説明している。その原因は、無人補給船と積載ロケット機体の構造上の特殊性が打ち上げテストの設計プロセスで十分に考慮されなかったためだという。
無人補給船「プラグリェース-M27M」を積載ロケット「サユース2.1aロケット」に載せて4月28日午前、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げた。無人補給船は6時間後に 国際宇宙ステーション(ISS)でドッキングする予定だった。しかし、打ち上げ直後に、ロシアの地上飛行制御センターで無人補給船から伝送される遠隔測定情報を受信できなくなった。このため、打ち上げは失敗に終わり、国際宇宙ステーション(ISS)でドッキング不可能になった。5月8日、無人補給船は軌道を離脱し、太平洋中部地域上空の大気圏に突入して消滅した。
(新華網日本語)
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