中国民政省が明らかにしたところによりますと、中国の農村部では、親や夫、若い夫婦が出稼ぎに出て家に残された子供、女性、老人といった家族の数が合わせて1億5000万人を超え、働き手不在の「空洞化」が進展しています。
農村部の公共サービスを改善するため、中国政府はこのほど、「農村のコミュニティ建設モデル事業の更なる推進に関する意見」(以下、「意見」と略称する)を発表し、これらの農村の家に残された子供や女性、年寄りに充分配慮し、彼らの合法的権益を守らなければならないとしています。
「意見」によりますと、民政部門は農村部での幼児教育と介護サービスの発展を重点に、農村に残された社会的弱者の動的なデータバンクを確立するとともに、サービスコールや遠隔モニタリングなどの情報技術の利用を拡大し、これらの対象者に対するサービス内容とレベルを引き上げるということです。
(中国国際放送局)
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