:
外交部が米国防長官の南中国海島礁建設に関する発言に回答:どうすべきかは中国人が自身で判断する
jp.xinhuanet.com | 発表時間 17:03:37 | | 編集: 呉寒氷

 【新華社北京5月29日】米国国防長官の南中国海島礁建設に関する先日の発言について、外交部の華春莹報道官が28日、これに回答し、中国の島礁建設活動に関する規模と速度は中国が大国として引き受ける国際責任と義務は釣り合いがとれており、いかなる者も中国にどうすべきかを要求する権利はないと表明した。

  同日の定例記者会見で、ある記者が次のように質問した。報道によると、27日に米国のカーター国防長官が各国は南中国海での埋め立てを即時また永久に停止し、係争のある島礁をより一層、軍事化することに反対すると述べた。また、中国の南海での行動は、アジア太平洋安全保障体系構築の国際准則に違反するだけでなく、非強制的手段を講じて領土紛争を解決するという地域の共通認識に背くとし、米国はアジア太平洋における軍事的存在感を継続的に強化すると主張した。中国側はこれにどのように反応するのか。

  華春莹報道官は次のように表明した。中国側は関連する問題における原則的立場について何度も説明してきた。「私が強調して指摘したいのは、米国側は個別の国が長期にわたって不法に占拠した中国の島礁での建設活動に対し、選択的に『ノーコメント』にしているが、中国側の自国の主権範囲での合法的で情理にかなう合理的で正常な建設活動に対して、あれこれと口出している。これは二重の基準を使う習慣があるのでなければ、きっと別に意図があるということだ。」と華春莹報道官は述べた。

華春莹報道官はまた、中国側の関係島礁建設活動の規模と速度は、中国が大国として引き受ける国際責任と義務と釣り合っていると再び言明した。

「どうすべきかは、中国人が自身で判断し、いかなる者も中国にどうすべきかを要求する権利はない。」と華春莹報道官は述べた。

  華春莹報道官はまた、次のように表明した。南中国海情勢は現在、全体的に安定している。一方で、個別の国が自国の利益のために南中国海で絶えずトラブルを引き起こし、中国の領土主権と海洋権益を身勝手に挑発している。また、一部の人は対立を煽り立てている。これこそが南中国海地域の問題の根本的原因だ。

 華春莹報道官は「米国側は真剣に思考すべきだ。米国側は一体、どのようなアジア太平洋地域を見ると望んでいるのか。米国側は一体、アジア太平洋の平和と繁栄のためにどんな役割を発揮すべきか。世界経済の成長の主要エンジンであるアジア太平洋地域をかき乱すことは、根本から言えば米国側の利益と一致するのだろうか。」と述べ、また、中国側は米国側に深く思考してから行動するように促し、責任ある態度に根ざして、紛争を煽る一切の挑発的な発言を停止し、地域の平和と安定の維持にプラスとなる取り組みを数多く行い、これと反対の事をしないように促すと再び強調した。

(新華網日本語)

 当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。

推薦記事:

中国、バシル・スーダン大統領就任式に特使派遣

郝平:中国とインドネシアの人文交流メカニズムは一里塚の意義を備えている

外交部、台湾の「南中国海平和イニシアチブ」について記者の質問に答え

010020030360000000000000011100551342815991