モルガンスタンレーの中華区チーフエコノミストの喬虹氏は27日北京で、「短期間でみて、中国経済の発展に対しては比較的楽観視しており、ハードランディングの心配はない。今年の中国経済の成長率は7%と見込んでいる」と述べました。
喬虹氏は「モルガンスタンレーは、発電量や鉄鋼生産量、財政収入、実輸出、実輸入、自動車販売など6つの指標で統計を行い、GDPに合う指数MS-CHEXを得た。この指数は2012年から2014年までの間、3つの完全なCRICサイクル(危機(Crisis)→反応(Response)→改善(Improvement)→怠慢( Complacency)という4つの段階を含む)を経た。2015年初め以来の持続的な下向きは第4サイクルの始まりに過ぎない」とした上で、「今年3月、MS-CHEX指数はマイナス1.3まで下がり、2008年の金融危機の時とほぼ同じだったが、中国の指導者が危機に対し、財政や通貨、不動産に関する一連の措置を講じたことにより、中国経済は反応と改善の段階に入った。改善が目立たない場合、さらに力を入れていくだろう。この現状を見て、中国経済の成長を比較的楽観視している」と分析しました。
(中国国際放送局)
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