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新華社記者 李学仁 撮
【新華社ミンスク5月11日】習近平国家主席は10日、ミンスクでベラルーシのルカシェンコ大統領と会談した。双方は両国の各分野での協力を強化し、両国の発展戦略をドッキングをさせ、中国とベラルーシが全面的戦略パートナーシップの新時代を切り開くことで一致して同意した。
習近平主席は両国の利益および運命共同体の構築について次の4つの提案を提起した。
第一に、政治的相互信頼を持続的に増進させ、堅固な戦略的支えを互いに構築し、相手が自国の国情に基づいて自主的に選択した発展の理念や発展の道を一貫して支持すること。
第二に、両国の発展戦略のドッキングを推進し、シルクロード経済ベルトを共同で建築すること。双方は二国間貿易を拡大し、貿易構造を最適化して、貿易の均衡化を促進せねばならない。
第三に、人文や地方の交流・協力を拡大し、両国の友好的な社会や民間の基礎を固めること。中国側はベラルーシ側が孔子学院や中国文化デーの活動を着実に行うことを引き続き支援し、中国の関連の省区が自身の特徴と優勢を結びつけ、ベラルーシの関連の地域と適合的且つ相互補完的な協力を展開し、実務協力の新たな成長点を育成するのを引き続き支援してゆく。
第四に、国際と地域事務における調和や協力を強化すること。今年は国連創設70周年にあたり、中国とベラルーシは国際と地域事務における協力を強化し、共同の利益をしっかりと守り、協力・ウィンウィンを核心とした新型国際関係の構築を推し進めてゆくべきだ。
習近平主席は、中国人民とベラルーシ人民はファシズムと軍国主義の侵略者に対する戦勝のために莫大な犠牲を支払い、大きな貢献を行った。我々が記念活動を展開するのは、つまり歴史を銘記し、烈士を偲び、平和を大切にして、未来に警告せねばならないからだと指摘した。
ルカシェンコ大統領は次のように表明した。ベラルーシ側は中国側と共に、二国間貿易のレベルの向上に取り組み、両国の科学技術、観光、教育といった分野での協力を強化してゆきたい。我々は中国側の提起するシルクロード経済ベルトや21世紀海上シルクロードといった重要な構想を完全に支持する。ベラルーシ側は中国側の「一带一路（シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード）」の提案の重要な支柱となれるよう望んでいる。ベラルーシ側は中国側との人文分野における交流や協力の拡大を支援する。
ルカシェンコ大統領は、ベラルーシと中国はいずれも第二次世界大戦の戦勝国だ。ベラルーシは中国人民が世界反ファシズム戦争勝利のために行った莫大な貢献を高く評価し、中国側が中国人民抗日戦争並びに世界反ファシズム戦争勝利70周年を記念する活動を行うことを支持すると強調した。
会談後、両国の元首は『中華人民共和国とベラルーシ共和国の友好協力条約』および『中華人民共和国とベラルーシ共和国の全面的戦略パートナーシップの一層の発展と深化に関する共同声明』に共同で署名し、政治、文化、経済、技術、教育、地方協力といった分野の二国間文書の署名に立ち会った。
（新華網日本語）
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