新華社記者 劉衛兵 撮
【新華社サンティアゴ5月28日】現地時間5月26日午前、国務院の李克強総理がサンティアゴの宿泊先のホテルでチリのバチェレ大統領と中国・チリ国交樹立45周年経済貿易セミナー並びに中国・チリ企業家委員会第七回会議開幕式に共同で出席し、それぞれ挨拶を述べた。
李克強総理は挨拶で次のように表明した。中国とチリの伝統的な友誼は深く、両国関係は常に中国とラテンアメリカ諸国との関係のトップを進み、双方の協力は多くの「1番目」を創り上げてきた。今年はちょうど中国・チリ国交樹立45周年と二国間の自由貿易協定締結10周年にあたる。双方が相互信頼を固めて、協力を深め、インフラ建設を足がかりとして生産能力の協力、即ち産業と投資の協力を強化し、装備製造業の協力を推進し、実体経済の発展に力を入れて、経済が下押しへ向かう圧力に共同で対応し、世界経済の回復プロセスを推進することを希望する。
李克強総理は次のように指摘する。中国とチリの自由貿易への段取りは、一つの世界最大の発展途上国と一つの経済協力開発機構(OECD)加盟国との間の協定で、これ自体が双方には強い相互補完性があるのを明らかにしている。中国は現行の合理的且つ有効な国際経済や貿易メカニズムおよびルールの維持に取り組んでおり、関連の改革に建設的に参与・推進し、多角的貿易体制の完備や二国間の地域貿易の自由化、利便化の推進という2つの「車輪」を同時に回すことを実現させるよう努めてゆきたい。
李克強総理は最後に、両国のビジネス界の人士がチャンスをつかみ、手を携えて協力し、中国とチリの経済協力や交流の「強固な関係」を作り出し、中国とラテンアメリカそして世界経済の発展のためにより大きな貢献を作り出してゆけるよう希望した。
バチェレ大統領は挨拶で次のように表明した。チリと中国は国交樹立45年以来、二国間の関係は絶えず発展し、交流や協力は日益しに緊密になっている。チリ側は中国側と二国間貿易協定のアップグレードのプロセスをスタートさせ、二重課税を回避する協定をしっかりと用いて、双方向の投資を拡大し、インフラ建設、エネルギーなどの分野の協力を強化し、人文交流を緊密して、金融協力を開拓し、人民元のラテンアメリカ地域における国際化を推進し、チリ・中国関係が再び新たな段階へ上り、より多くの1番目を更新できるよう共に推進してゆきたい。
会に参加した450人余りの中国とチリのビジネス界の人士およびチリに駐在する外交使節が両国の指導者の挨拶に対し、長く熱烈な拍手でこたえていた。
(新華網日本語)
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