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世界初の生物工学で作られた角膜、視覚障害者に光
jp.xinhuanet.com | 発表時間 15:13:16 | | 編集: 吴寒冰

 中国人研究者が独自に開発し、完全な知的財産権を持つ、生物工学によって作られた角膜「艾欣瞳」が、このほど北京市で正式に発表された。業界内の専門家は、「同角膜の開発成功は、角膜提供者の不足という中国の臨床的な問題を改善し、視覚障害者に光を取り戻す希望をもたらす」と指摘した。新華社が伝えた。

 近年のサンプリング調査の統計結果によると、角膜障害で失明した患者数は約400万人、感染性角膜炎にかかり失明する患者数は毎年10万人以上に達する。一方、中国の角膜提供者は年間約3000人で、これに海外から提供・輸入される角膜を加えても、角膜移植手術を受けられる患者は約5000人となっている。圧倒的多数の患者は、暗闇の中で待ち続けている。

 中国再生医学国際有限公司の研究者らが、10年間の模索によって開発に成功した「艾欣瞳」は、今年4月28日に国家食品薬品監督管理局が発行する医療機器登録証書を取得した。第四軍医大学組織工学研究開発センター長、「長江学者(高度人材育成プロジェクト対象者)」の金岩教授によると、「艾欣瞳」は異種角膜に特殊な処理を施し、各膜中の細胞・雑種タンパク質・多糖などの抗原を取り除き、天然の角膜の基礎的なコラーゲンタンパク質構造を留めている。生体適合性が高く、安全性が高く、周囲の組織と迅速に整合することができるという。

(人民網日本語版)

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