【新華社重慶2月10日】新疆ウイグル自治区の阿拉山口市は辺鄙で遠く離れたゴビ砂漠に位置するが、毎日数十本の国際列車がこの常住人口2万人足らずの小さな町を非常に忙しく賑やかにさせている。
中国-欧州間の貨物列車の運行常態化に従い、阿拉山口の一日当たりの積載量は7万4000トン、一日当たりの輸出入額は5000万ドル近くに達し、そのうち輸入は原油、金属鉱石、鋼材および鉄くずという3項物資を主としており、すでに中国のエネルギー資源の陸上主要通路における重要な接点になっている。
重慶、成都、鄭州、西安などの都市は欧州や中央アジア諸国行きの貨物列車を続々に開通させてきた。現在、300本余りの国際貨物列車が新疆の口岸(通関地点)を通じて欧州へ走っており、シルクロード経済ベルトで1本の相互接続の貿易の紐帯を貫いている。
アナリストは、阿拉山口の変遷は中国の「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」戦略構想という背景の下、西への開放の潜在力を掘り起こし、対外開放の空間を開拓して、沿海部、内陸部、辺境地帯沿いにおいて全方位的に開放された新たな構図を構築してゆくことを充分に反映すると指摘する。
(新華網日本語)
当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: