【新華社国連2月2日】国連安全保障理事会は1日メディアに声明を発表し、過激派組織「イスラム国」の日本人人質、後藤健二さん殺害を強く非難し、この過激派組織を打倒しなければならないと強調した。
声明は、この犯罪によってシリアにいる記者などの人々が直面する危険が日益しに増え、また「イスラム国」の残虐さも再度示しており、当組織がシリアとイラクの民衆に対し多くの破壊的行為を行ったことを再び我々に注意させている。安全保障理事会は、必ずこの犯罪の責任を追及せねばならず、また各国や日本政府などにこの方面での協力を呼びかけることを強調すると伝えた。
安全保障理事会は次のように強調した。「イスラム国」及びその崇拝の偏狭さや暴力、憎しみは必ず打倒されなけれがならない。安全保障理事会は「イスラム国」、「救国戦線」および他の「アルカイダ」と関連のある団体などに、拘留された全ての人質を直ちに安全に釈放するよう促してゆく。安全保障理事会はまた、武力衝突における各当事者に国際人道法に規定され、衝突中の一般市民の安全を保証する義務を遵守するよう求めている。
「イスラム国」に拉致された日本の人質、後藤健二さんが殺害されたとされる動画が中東時間の1月31日深夜(日本時間の2月1日明け方)インターネット上に投稿された。動画には後藤健二さんが1人の覆面をした者にナイフで殺害された様子が映っていた。この覆面をした者は「イスラム国」はこれからも日本人を殺すと公言していたという。
(新華網日本語)
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