【出版社はきっぱりと拒否】
『ウォールストリートジャーナル』の検証を受け入れた際、マグロウヒルは日本・外務省から交渉の要請があったことを実証し、日本政府の代表が自発的に出版社と連絡をとり、「マグロウヒルが出版した出版物の中の「慰安婦」に関する記述に対し修正するよう要請した」と述べた。
だが、マグロウヒルは日本側の要請には応じなかった。
「(我々の)専門家・学者はいずれも「慰安婦」という歴史的な事実を断固として支持します」。出版社の管理層は記者に「私たちは(出版物の)作者の研究や陳述および関係の見解を少しもためらわずに支持します。」と語っている。
フランス通信社(AFP)は、日本政府はここ数年海外で日本の第二次世界大戦中の不名誉な歴史への飾り立てを図っているが、関連の歴史について外国の出版社に交渉を申し込むというふるまいはかなり珍しいと報じている。