3日、紅鹼淖湿地保護区にある鳥島に集まるゴビズキンカモメ。(神木=新華社記者/陶明)
【新華社西安6月5日】中国陝西省神木市にある紅鹼淖(ホンジェンノル)湿地保護区では気温の上昇とともに、ゴビズキンカモメが集まるようになった。カモメたちは同保護区で餌を探して飛び回ったり、ひなを育てたりしている。
ゴビズキンカモメは中国の国家1級保護野生動物で、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでも絶滅危惧種に分類されている。
ムウス(毛烏素)砂漠の整備に伴い、紅鹼淖周辺の生態環境は改善傾向にあり、特に土壌浸食対策や毎年定期的に実施している稚魚の放流、24時間体制での巡回や保護など多くの効果的な措置によって、生息・繁殖に適した条件が整い、保護区内のゴビズキンカモメの数は年々増加している。