【新華社北京６月１日】中国で新たに改正された「未成年者保護法」が６月１日、正式に施行された。今回の改正法は、未成年者の両親あるいはその他の保護者は「未成年者の休憩、娯楽、運動の時間を保障する」監督・保護責任を果たさなければならないと明記している。また学校は、未成年の児童生徒の両親あるいはその他保護者と相互に協力し、学習時間を合理的に配分しなければならないとしている。

   また校内のいじめ問題に対応するため、学校はいじめ防止活動の制度を確立すること、いじめを行った児童生徒に対しては、その内容や程度に応じ、法に照らして指導を強化するよう規定。深刻ないじめ行為について、学校はこれを隠蔽せず、速やかに警察機関や教育行政部門に報告し、関係部門と協力して法的処置を取らなければならないとしている。

   インターネット対策では、オンラインの商品・サービス提供者は未成年者に対し依存性を誘発する商品・サービスを提供してはならないとし、関連のインターネットサービス提供者は、未成年者がサービスを利用する際の時間管理や権限管理、消費管理などの機能を設定しなければならないと規定している。

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