【新華社ブエノスアイレス5月31日】ウルグアイの首都モンテビデオからの情報によると、同国公共保健省はこのほど発表した報告書で、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製新型コロナワクチンの2回目接種から14日後の死亡抑制率が97%だったと明らかにした。
同報告書によると、シノバック製ワクチンの2回の接種を終えた71万2716人のうち、2回目接種の14日後の検査で新型コロナウイルスが陽性になった人は5360人。うち19人が集中治療室での治療を要し、6人が死亡した。
3月1日から5月25日までに同ワクチンを接種した人を対象としたモニタリングでは、人口10万人当たりの感染者数は1日当たり36・89人、集中治療室に入った患者は0・17人、死亡者は0・04人だった。一方、ワクチン未接種者ではこれらの数字がそれぞれ85・17人、5・15人、1・05人となった。
これらのデータは、シノバック製ワクチンの2回目接種14日後の抑制率が感染で57%、重症化で95%、死亡で97%に上ることを示している。
同報告書によると、ウルグアイでは25日時点で人口の45・8%が少なくとも1回、28%が2回のワクチン接種を済ませている。
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