18日、上海市徐匯区凱旋南路のワクチン接種拠点で、アデノウイルスベクターワクチンの情報を市民に示す看護師。(上海=新華社記者/劉穎)
【新華社上海5月19日】中国上海市でこのほど、国内初の1回接種型新型コロナウイルスワクチンが市内各区に次々と供給され、接種が始まった。これは製薬会社の康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)と中国人民解放軍軍事科学院軍事医学研究院生物工程研究所の陳薇(ちん・び)院士(アカデミー会員)のチームが共同で開発したアデノウイルスベクターワクチンで、1回の接種で完了する。接種方法や対象年齢は既に上海で使用されている不活化ワクチン3種類と同じで、いずれも優れた安全性を備えている。