5日、民勤県内に到達した黄河の水。(小型無人機から、民勤=新華社記者/郎兵兵)
【新華社武威3月10日】中国甘粛省武威市民勤県はトングリ砂漠とバダインジャラン砂漠の間に位置し、中国西北地域の重要な生態障壁となっている。同省景泰川電力かんがいプロジェクトにより同県のオアシスに向けて輸送された黄河の水が5日、正式に県内に到達した。同県水務局によると、今回の春季の水輸送は5月10日ごろまで続き、総輸送量は4千万立方メートルに達する見込み。同県の生態整備の成果を強固なものとし、農家の春の耕作需要を満たすために十分な水源を提供するという。