10日、北京航天飛行制御センターで業務に当たる技術者。(北京=新華社記者/金立旺)
【新華社北京2月11日】中国の火星探査機「天問1号」は10日夜、火星接近制動を実施し、火星の周回軌道に入った。探査機はエンジンを約15分間作動させ、高度約400キロ、傾斜角10度の楕円軌道に入った。軌道周期は約10日間。これにより天問1号は中国初の火星を周回する人工衛星となり、「周回・着陸・巡回」という今回の探査目標の第一歩を実現した。