4日、成都市武侯区の文里「創客(メイカー、起業家)園」で、三星堆遺跡の出土品をモチーフに制作した「福佑青銅像」シリーズ作品のデザインプランをパソコンで作成する曾舟さん。(成都=新華社記者/王曦)
【新華社成都2月11日】中国四川省成都市に暮らす曾舟(そう・しゅう)さん(31)は、さまざまなアニメグッズやフィギュアの熱心な収集家。伝統文化を愛する曾さんは、これらと伝統文化を結び付け、中国独自のアニメグッズをデザインする方法はないかとずっと考えてきた。
創作のヒントとなったのは、同省広漢市の三星堆博物館を訪れた際に目にした青銅の造形物だった。曾さんは「青銅縦目仮面」や「青銅獣面」などの「三星堆(さんせいたい)遺跡」の出土品をモチーフに、おしゃれでかわいらしい作品を完成させた。
曾さんは現在、同作品のデザインの最適化・改善の作業に追われながら、量産への移行を目指して取り組んでいる。