22日、製氷作業を終えた国家スピードスケート館の内部。(北京=新華社記者/鞠煥宗)
【新華社北京1月25日】2022年北京冬季五輪・パラリンピックの会場で、「氷絲帯(氷のリボン)」の愛称で知られる国家スピードスケート館が初の製氷作業を終えた。北京市重要プロジェクト建設指揮部弁公室がこのほど、明らかにした。これにより、北京冬季五輪の象徴となる同会場で、テスト競技の準備が整った。
冬季五輪会場としては、世界で初めて二酸化炭素遷臨界直接冷却技術を使用して製氷した。広さは1万2千平方メートルとアジア最大で、氷の表面温度の差は0・5度以内に抑えられている。
五輪終了後は、アイスホッケーやスピードスケート、フィギュアスケート、カーリングなど、各種ウインタースポーツの競技会場となる。収容人数は2千人を超える。
北京冬季五輪の北京競技エリアには、同スケート館を含め六つの競技会場がある。現時点で全ての会場が完成し、製氷と造雪の段階に入っている。すでに3会場は製氷が完成し、残りは今月末までに終える予定で、各テスト競技に強固な基盤を提供する。