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人工飼育されたユキヒョウの双子、西寧野生動物園でお披露目
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2020-04-28 22:34:21 | 新華社 | 編集: 张一

27日、青海省西寧市にある西寧野生動物園の小型猫科動物館で撮影した大きくなったユキヒョウ。(西寧=新華社記者/張竜)

【新華社西寧4月28日】中国青海省西寧市にある西寧野生動物園の小型猫科動物館で27日、生後11カ月になる人工飼育されたユキヒョウの双子が初めて公開された。

同園の斉新章(せい・しんしょう)副園長によると、このユキヒョウは昨年5月27日に生まれた雌の双子で、現在国内で同園だけで人工飼育されているユキヒョウの双子になる。2頭の発育は正常で、健康状態も良好だという。

ユキヒョウは中央アジアの山岳地帯に分布し、中国には現在、約2千~2500頭の野生のユキヒョウが生息している。主な分布地域は、青海省や新疆ウイグル自治区、甘粛省、チベット自治区などとなっている。近年、生態系の保護に力を入れ続けてきたことで、青海省の三江源国家公園や祁連山(きれん)国家公園では、公園職員が赤外線カメラでユキヒョウの活動の痕跡をくり返し捉えるようになった。同省内に生息する野生ユキヒョウの数は現在、千頭以上を維持していると推定される。

斉氏は「野生のユキヒョウは通常、標高3500メートル以上の寒冷な高地に生息するが、人工飼育下のユキヒョウには厳しい温湿度条件が求められ、また一般的な病原体への抵抗力も弱いため、飼育や繁殖の難易度が高い」と述べた。

人工飼育は、野生動物の生息域外保全の中心的技術の一つとされる。西寧野生動物園は2010年、中国で唯一のユキヒョウ繁殖基地を建設した。屋内飼育室9室と1800平方メートルの放飼場を備え、ユキヒョウの人工飼育と繁殖に必要なスペースを提供している。(記者/李琳海、耿輝凰)

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新華網日本語

人工飼育されたユキヒョウの双子、西寧野生動物園でお披露目

新華網日本語 2020-04-28 22:34:21

27日、青海省西寧市にある西寧野生動物園の小型猫科動物館で撮影した大きくなったユキヒョウ。(西寧=新華社記者/張竜)

【新華社西寧4月28日】中国青海省西寧市にある西寧野生動物園の小型猫科動物館で27日、生後11カ月になる人工飼育されたユキヒョウの双子が初めて公開された。

同園の斉新章(せい・しんしょう)副園長によると、このユキヒョウは昨年5月27日に生まれた雌の双子で、現在国内で同園だけで人工飼育されているユキヒョウの双子になる。2頭の発育は正常で、健康状態も良好だという。

ユキヒョウは中央アジアの山岳地帯に分布し、中国には現在、約2千~2500頭の野生のユキヒョウが生息している。主な分布地域は、青海省や新疆ウイグル自治区、甘粛省、チベット自治区などとなっている。近年、生態系の保護に力を入れ続けてきたことで、青海省の三江源国家公園や祁連山(きれん)国家公園では、公園職員が赤外線カメラでユキヒョウの活動の痕跡をくり返し捉えるようになった。同省内に生息する野生ユキヒョウの数は現在、千頭以上を維持していると推定される。

斉氏は「野生のユキヒョウは通常、標高3500メートル以上の寒冷な高地に生息するが、人工飼育下のユキヒョウには厳しい温湿度条件が求められ、また一般的な病原体への抵抗力も弱いため、飼育や繁殖の難易度が高い」と述べた。

人工飼育は、野生動物の生息域外保全の中心的技術の一つとされる。西寧野生動物園は2010年、中国で唯一のユキヒョウ繁殖基地を建設した。屋内飼育室9室と1800平方メートルの放飼場を備え、ユキヒョウの人工飼育と繁殖に必要なスペースを提供している。(記者/李琳海、耿輝凰)

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