25日、海滄駅で中欧班列の荷主側と貨物の引き継ぎをする中国鉄路南昌局集団の李瑩(り・えい)さん(左)。(アモイ=新華社記者/魏培全)
【新華社アモイ4月28日】中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」のX8098便が25日、福建省アモイ市の海滄駅からドイツのハンブルグに向け出発した。同列車に積まれた40フィートコンテナ50台には、使い捨てマスクや簡易呼吸器、輸液器具、防護服などの医療物資約468万点と衣料品や電子機器などが入っている。
中国鉄路南昌局集団の統計データによると、漳州(しょうしゅう)車掌区が管轄する海滄駅は第1四半期(1~3月)、累計66便、3014車両の中欧班列を運行した。貨物総額は約2億ドル(1ドル=約107円)に上る。前年同期に比べ便数は88%増加し、輸送量は約3倍、事業収入は約3・2倍となった。