【新華社北京4月13日】中国は2019年、約2百万トンの豚肉を輸入した。商務部がさきごろ発表した。
同部の任鴻斌(じん・こうひん)部長助理(次官補)は記者会見で、豚肉の輸入は2018年から67%も急増したと語った。輸入のおかげで国民の消費量に見合った豚肉の供給が可能になり、豚肉需給のバランスを安定させることができたという。
中国ではアフリカ豚コレラ(ASF)が流行し、国内の養豚業者がかなりの被害を被ったため、豚肉の価格が高騰、消費者物価指数が急上昇した。豚肉の生産を回復させるための補助金の増加や、冷凍豚肉の放出、豚肉輸入の拡大などの対策を政府が打ち出したことにより、豚肉価格は安定し始めている。
任氏によると、2019年通年の中国の肉製品の輸入量は482万トンに達し、前年比58%増となった。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。