5日、工房で塑像の細部を手直しする杜さん。(敦煌=新華社配信/杜哲宇)
【新華社蘭州4月9日】中国甘粛省の敦煌彩色塑像は伝統的な彫塑(ちょうそ)工芸で、木材を骨組みにし、粒の粗い土で形を作り、最後に彩色を施す。敦煌彩色塑像制作技術の無形文化遺産伝承者、杜永衛(と・えいえい)さん(60)は、17歳から敦煌莫高窟で彩色塑像の修復や複製の仕事を始め、すでに40年余りになる。杜さんの作品は遥かフランスやドイツ、米国、日本などの国々に運ばれ展示されている。杜さんは現在、余暇に弟子を集めて研究学習クラスを開設し、多くの若者に彩色塑像を教えている。