【新華社北京3月13日】中国北京市の重大項目(プロジェクト)建設指揮部弁公室は10日、2022年の北京冬季五輪の競技会場となる国家スピードスケート競技場での10日間に及ぶ製氷作業が完了したことを明らかにした。
競技コースの製氷作業には、製氷はもちろん、氷の修復、氷の補充、清掃、スプリンクラーの整備なども含まれる。異なる競技会の需要によって、コースの壁ごとに氷の厚みや製氷方法も違ってくるため、製氷する側のスキルが試される。
2019年10月、五輪に向けたプロジェクトのために競技コースの製氷や氷の修復を行うチームが結成され、200人の中から選ばれた10人が製氷技術を会得するために韓国の平昌に派遣された。
中国の製氷チームはこれまでの間、国際的な製氷のプロから高く評価され、すべての試験に一度で合格。霜の様子から製氷の条件を判断したり、室温管理によって氷の表面を微調整したりするなどの技術を習得している。
プロジェクトリーダーによると、施工手順によって中国のさまざまな技術的格差も解消されている。この4カ月間、建設作業員らは休みなく工事を続け、長さ12万メートルの気化冷却用パイプラインの設置、コースへのコンクリートの吹き付け、アンモニア入りタンクの設置、冷却システムの修理、コースの製氷など、一連の重要な建設手順を終えた。
建設プロジェクトは年末までに終了する予定で、コースが完成すれば、中国初の氷上滑走競技専用のコースになる。北京冬季五輪では、国家スピードスケート競技場でボブスレー、スケルトン、リュージュの試合が行われる。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: