【新華社北京1月13日】中国医学科学院阜外医院の顧東風(こ・とうふう)院士率いる研究チームはこのほど、定期的に茶を飲むことで心血管疾患の発病や全死因による死亡のリスクが低下することを明らかにした。特に、茶を飲む習慣を長く続けている人や、男性、緑茶愛好者の健康効果が高いという。研究成果は医学誌「European Journal of Preventive Cardiology」に掲載された。
研究チームが約10万人の研究対象を分析した結果、定期的に茶を飲む人は飲む習慣がない人と比べ、心血管疾患の発症発病リスクが約20%、全死因による死亡のリスクが15%低いことを発見した。試算によると、50歳でよく茶を飲む人は心血管疾患の発症を1・41年遅らせ、寿命を1・26年延ばすことができる。
研究ではさらに対象者1万4081人に対し、茶を飲む習慣に関する調査を8・2年の間隔を空けて2回実施。情報を分析した結果、茶を飲み続けている人は飲まない人と比べ、心血管疾患の発症や死亡、全死因による死亡のリスクがさらに著しく低下することを発見した。(記者/林苗苗)
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