【新華社ハルビン9月18日】中国の南部で暮らす人々がまだ日差しの中で汗をかいている時、北部では多くの住民が綿入れの掛け布団を使い始める。中国の「北極」と呼ばれる黒竜江省漠河(ばくが)市は大雪が降った後、暖房期に入った。
同市内は強い寒気の影響で徐々に気温が下がり、9月15日に昨年より25日早い初雪となった。気象予報部門によると、今後数日は気温の低下が続く見通しだという。
中国の最北端、高緯度に位置する漠河市は冬が長い。年平均気温は氷点下5度で、無霜期間はわずか年間80日余り。9月中下旬でも昼間の最高気温が15度前後にとどまり、秋の涼しさを感じる。
住民らが暖かい家に住めるよう、漠河市の暖房供給部門は予定より早い16日に暖房供給を開始した。新たな暖房期間は8カ月に及ぶ。
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