9日、サハラエキスポ2019の会場で、中国国際農業・設備・技術ブランド展示エリアを見学する来場者。(カイロ=新華社記者/鄔恵我)
【新華社カイロ9月11日】第32回エジプト・サハラ国際農業展示会(サハラエキスポ2019)が9日、エジプトの首都カイロにあるカイロ国際会議展示センターで開幕した。エジプトやスペイン、イタリア、トルコなど10余りの国・地域から、約210社が出展している。このうち、中国企業は73社を数える。
同展示会はインフォーマ・エキシビションズ社が主催し、展示エリア総面積は3万5千平方メートル。今回は、中国国際農業・設備・技術ブランド特別展示エリアが設置され、中国の化学肥料や農薬、農業機械、温室・灌漑関連企業が出展した。
中国ブランド展示エリアに協賛した中国五鉱化工輸出入商会の江輝(こう・き)会長によると、中国の出展企業は全て国内で一定の規模と実力を持ち、アフリカや中東、欧州などの企業と取引や協力を行う意向を持っているという。
江会長は「過去3年、中国とエジプトの関係は勢いよく発展し、二国間貿易額は増え続けている。両国は農業分野で大きな協力と発展の可能性を有している」と述べた。
これまでに何度も出展しているナツメヤシ輸出企業の責任者、アフマド・マリー氏は、中国の出展企業が増えていることで、同展示会は企業が意思疎通する重要な場となっており、今回の展示会期間中に、引き続き中国企業と交渉すると語った。