8日、アトリエで制作に励む何斌さん。(南京=新華社記者/季春鵬)
【新華社南京9月11日】中国江蘇省南京市の無形文化遺産「南京泥人形」の代表的継承者である何斌(か・ひん)さん(43)は、20歳で恵山泥人形無形文化遺産の国家級伝承者、喩湘漣(ゆ・しょうれん)氏に師事し、同省無錫市恵山で技術を学んだ後、南京に戻り「南京泥人形」の制作を始めた。ここ数年、業界の縮小に伴い、周りの同業者は相次いで職を替えているが、何さんは弟子の教育だけでなく、趣味の教室を開いて受講生にも教えており、南京泥人形の文化クリエーティブ製品の開発にも着手している。何さんは産業で無形文化遺産を守り、技術を継承していきたいと考えている。