23日、河南省洛陽市孟津県南石山村の作業場で、人物の形をした唐三彩を整理する高水旺さん。(鄭州=新華社記者/李安)
【新華社鄭州7月27日】中国河南省洛陽市に暮らす高水旺(こう・すいおう)さん(61)は、中国国家級無形文化遺産の唐三彩焼成技術の代表的な継承人で、唐三彩の研究と制作に携わってすでに40年になる。高さんは幼い頃から本物のように生き生きとした唐三彩に深い興味を持っており、材料選びから釉薬の配合、試験焼成に至るまで研究に打ち込み、ついに唐三彩焼成の核心的技法を復活させ、千年眠っていた古い技を守り伝えることができた。高さんの作品は数々の賞を受賞し、国内外の50余りの博物館に買い上げられ、所蔵されてきた。
ここ数年、唐三彩の焼成技術をより良く伝承・発展させるため、高さんは弟子を受け入れて教育し、新人の育成に取り組んでいる。また、展示ホールを作り、博物館を創設して、無料で一般公開している。高さんは「大勢の人々に唐三彩を知ってもらい、愛してもらいたい。唐三彩の焼成技術が代々受け継がれていくことを望んでいる」と語った。