【新華社西寧６月２７日】中国青海省海西モンゴル族チベット族自治州大柴旦行政委員会は２５日、ツァイダム（柴達木）盆地で埋蔵量１１７４万１千トンもの酸化ホウ素が見つかり、大柴旦湖地域と小柴旦湖地域のホウ素資源がその半分を占めたことを明らかにした。
ツァイダム盆地は「聚宝盆」（金銀財宝を幾ら取ってもなくならないという伝説上の鉢）と称えられ、総埋蔵量は時価計算で１５８兆元（１元＝約１７円）に達するというデータもある。ホウ素資源が豊富な大柴旦塩湖は固形ホウ素を主とし、カリウムやリチウム、マグネシウムを豊富に含む、固体と液体が共存する総合的な鉱床だ。
中国共産党大柴旦工作委員会委員で行政委員会副主任の胡昊劼氏は、地域のホウ素産業の加工の粗さや精密製品割合の低さなどの問題を解消するため、次の段階として、大柴旦化学工業産業区で炭化ホウ素や窒化ホウ素、酸化ホウ素、ホウ酸アルミニウムウィスカなどのファインケミカル製品を重点的に発展させていくと表明。資源採掘や製品一次加工、精密加工、製品取引・物流プラットフォームなどで構成するホウ素産業チェーンを全力で構築し、ホウ素産業をさらに精密かつ強大化させる、循環利用型の産業チェーンにしていくとの考えを示した。
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