【新華社武漢4月30日】中国航天科工集団(CASIC)傘下の空間工程発展有限公司の呂東明董事長はこのほど、武漢市で、同社が新型の宇宙補給機を開発していることを明らかにした。2019年の初飛行を見込む。
同補給機は、インフレータブル構造や柔軟な断熱材、複合材料などの技術を基に開発され、低コストで支持力比が高いという特徴を持つ。同社では今後さらに、新型の複合材料キャビンや生命維持・環境制御などの技術を用い、宇宙での貨物輸送や長距離物資配送、回収などの任務を支援するための一連の製品を開発する。中・長期的には有人月面探査に関する研究開発への参与も視野に入れているという。
武漢市の国家宇宙産業基地に本社を置く同社は、航天科工二院空間技術研究・発展センターが前身。宇宙プロジェクト技術の研究やシステムの研究と開発、産業化に力を入れる。研究開発から製造、資金調達までを一手に担う宇宙プロジェクト企業として、グループ各社の宇宙工学分野の製品、技術およびアプリケーションサービスの開発推進を担っている。
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