【新華社北京４月２９日】中国航空工業集団公司（中航工業と略称）は２７日、中国が自主研究開発した大型民用ヘリコプター「ＡＣ３１３」このほど、成果鑑定に合格したと発表した。全体的な技術レベルは国際の先進科学技術のレベルに達し、高原での総合的な運航能力などの面で顕著な利点を備えているという。
中航工業によると、鑑定委員会は審査を経てこのヘリコプターの研究開発プロジェクトの技術が複雑で、難度が高く、多くの重大なイノベーション能力を有し、高原での総合的な運航能力や耐空性の検証において世界のトップレベルに達していると認定した。
中航工業が自主研究開発した「ＡＣ３１３」は、民間航空の耐空要求に従って開発された、全国土での運航能力を備えた中国初の大型ヘリコプターで、国家の重大な民生プロジェクトと国家緊急救援の主要装備だ。
中航工業は、「ＡＣ３１３」が全体的な空力設計、高原試験飛行技術、水上不時着設計および検証などで大きな進展とイノベーションを実現し、中国の民用ヘリコプターの研究開発体系を系統的に確立し、民用ヘリコプターの発展に基礎を据えたことを明らかにした。
「ＡＣ３１３」は高原性能において顕著な利点を持つ大型ヘリコプターとして、人員や貨物の輸送、捜索や救助、災害時の救助、都市や森林の消防、対テロ作戦や治安維持、近海の石油や天然ガスの採掘、旅客輸送定期便、医療救護、観光、公務飛行などの航空分野で幅広く使用される。
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