【新華社北京12月12日】習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席はこのほど、重要な指示を作成して、反「四風(形式主義、官僚主義、享楽主義、贅沢主義の4つの風紀)」の歩みを止めてはならず、風紀の建設は永遠に途上にあると強調した。
習近平氏は、新華社の『形式主義、官僚主義の新たな現象に警戒すべき』と題する記事について指示を行った。習近平氏は、次のように指摘した。記事で取り上げられた状況は、一見新たな現象のようだが、実際には昔からの問題であり、「四風」問題に強い再発性があることを再度示している。反「四風」の歩みを止めてはならず、風紀の建設は永遠に途上にある。各地区・各部門はいずれも成果を挙げ、ギャップを探し、主な矛盾点を把握し、特に態度を表すのが多く論調は強いが、実際の行動が少なく実施の程度が弱いなどの顕著な問題に対し、強い措置を講じ、着実に改善しなければならない。各級の指導者・幹部は、率先して風紀を変化させ、自ら実践して模範を示し、上から下を率いて、「隊列の先頭を飛ぶ雁のような効果」を形成しなければならない。まもなく展開される「初心を忘れず、使命を胸に刻む」というテーマの教育の中で、形式主義を厳しく戒め、良い風紀により良い効果を確保しなければならない。
新華社の記事は、中国共産党第18回全国代表大会以降、中央8項目規定の制定と実施から始まり、党の上層部から末端に至るまでの反「四風」は重大な成果を挙げてきたが、形式主義や官僚主義は依然としてある程度存在していると報告した。記事は以下の例を挙げた。一部の指導者・幹部の視察はお茶を濁すような、形式主義的なもので、視察の現場は「ショーのステージ」と化している。また、一部の機関は「入りやすく、見た目は良い」が、「実際の手続きは難しい」。ある地方は、指導者の「見える範囲」にあるプロジェクトの実施に重きがおかれ、「民衆の不満は怖くないが、指導者が気づいてくれないことは怖い」という状況だ。また、ある幹部は言葉と行動が別々で、ステージの上と下で態度を変える。
12月9日、中国共産党中央弁公庁は通知を発表し、習近平総書記のこの重要な指示は、的確に問題点を指摘し、時代の悪弊を突いており、内容が豊富で、要求は明確であり、習近平同志を核心とする党中央が確固として全面的に厳格な党内統治を行い、粘り強く風紀と紀律を正す明確な態度と固い決意を十分に示し、全党が党の第19回全国代表大会の精神を深く学習・貫徹し、党の風紀建設を強化する上で重要な指導的意義を備えていると指摘した。
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