このほど打ち出された「新疆維吾爾(ウイグル)自治区の高校の授業料無償化実施弁法」が12月1日から、新疆で全面的に実施され、高校の授業料が無償化される。同自治区の学生85万7200人が同政策の対象となる。これまで、新疆では、幼稚園から中学校までの授業料がほぼ無償化され、中央政府によるサポートのもと、同自治区の南の和田(ホータン)地区、阿克蘇(アクス)地区、喀什(カシュガル)地区、克孜勒蘇柯爾克孜(クズルス・キルギス)自治州ですでに15年の授業料無償化が普及していた。そして今回、新疆全域で15年の授業料無償化が実現する。人民日報が報じた。
同自治区は、同政策実施のために25億8100万元(約438億7700万円)を投じ、貧しい世帯の学生や、一世帯の一人当たりの月収が自治体の定める基準を下回っている農村世帯の学生全てが対象に盛り込まれている。
同自治区の教育資金は農村、特に前出4地区に重点的に投じられている。現行の政策をベースに、同自治区は今後、資金整理、最適化を進め、現有資金を利用して利益を生み出し、その利益を活用し、各級の財政が共同で高校の授業料無償化に経費を投じるメカニズムを構築し、子供一人ひとりが公平に、質の高い教育を受けることができるよう取り組む。
(人民網日本語版)
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