新華社記者 饒愛民 撮
【新華社マニラ11月14日】中国の李克強国務院総理は13日昼、マニラの宿泊するホテルでベトナムのグエン・スアン・フック首相と会見した。
李総理はまずベトナム中南部の台風被害に見舞いの意を表し、続いて次のように述べた。中越は友好的隣国で、重要なパートナーである。習近平総書記・国家主席のベトナム訪問成功で両国関係は持続的かつ健全に発展する新たな水準に進んだ。双方は発展戦略の連携を加速し、海上、陸上、金融協力の「3本立て」原則に従い、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」と「2回廊1経済圏」の連携を急ぎ、二国間の貿易について総量拡大と包摂・多元化発展を図る中で均衡を実現し、互恵ウィンウィンをより一層実現しなければならない。
李総理は次のように強調した。中国は常に東南アジア諸国連合(ASEAN)を周辺外交の優先方向としており、ASEAN加盟国との関係を一段と深め、より高いレベルの中国・ASEAN戦略パートナーシップを築くことを願っている。各国が今回の一連の東アジア協力首脳会議で地域協力に焦点を当て、地域の安定を維持する積極的シグナルを発信することを希望する。中国はASEAN加盟国と「南中国海行動規範」協議を引き続き推進し、南中国海を平和、友誼、協力の海にすることを願っている。
フック首相は次のように述べた。双方の共同の努力で両国の同志であり兄弟のような友好関係が積極的進展を収めている。ベトナムは引き続き両国の友好を丹念に育て、全面的戦略協力パートナーシップを深め、発展戦略の連携を進め、生産能力、交通施設、越境経済協力区、農業、金融、環境保護などの分野の協力を強化し、二国間の経済・貿易関係を新たな水準に進めることを願っている。中国とASEAN加盟国が「南中国海行動規範」の枠組みについて一致したことを高く評価しており、中国と共に海上協力を推進し、南中国海の平和と安定を維持したい。
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