新華網パリ10月13日(記者/張曼、応強)国連教育科学文化機関(ユネスコ)のイリナ・ボコバ事務局長は12日、米国がユネスコから脱退するとの声明を発表したことについて、「非常に遺憾」だと述べ、多国間主義にとっての損失だとの考えを示した。
ボコバ事務局長は、「暴力過激主義と闘うには教育と文化の対話を促す努力が必要としているが、米国がこの時期にこの闘いの責務を担う国連機関から脱退することは非常に遺憾だ。世界各地の紛争は依然として深刻で、社会を分裂させている。このような時に米国が教育を普及させ、平和と文化の保護を促進する責務を担う国連機関から脱退することは非常に遺憾である。」と述べた。
同事務局長はまた、ユネスコとしての使命は完了しておらず、引き続き前進して、より公正、平和、平等な21世紀を創造するためには、すべての国家の参加が必要だと指摘した。
(新華社より)
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