新華網瀋陽8月29日(記者/趙洪南、于也童)日本の西里扶甬子さんが執筆した731部隊を全面的に暴露する長編ノンフィクション作品『銃剣と垣根の下:日本731部隊の秘密』が28日、瀋陽市で初版された。作品は、著者が現地で多くの被害者及び731部隊の元隊員にインタビューした経過をありのままに記録し、731部隊が中国で犯した悪行を明らかにしている。
新たに明らかになった歴史資料に基づき、同書は731部隊が瀋陽連合軍捕虜収容所で収容された各国の連合軍捕虜に対して細菌実験を行ったことや、人道に背く虐待を働いた犯罪の事実を初めて公開した。同時に、第二次世界大戦後の日米交渉で731部隊が細菌戦に関わった戦犯を免責された内容も明らかにした。
西里扶甬子氏は単独で現地に赴き被害者及び731部隊の元隊員に話を聞き、直接この歴史資料を手に入れ、戦後に731部隊が米国との取引を通し、各種の実験データを提出することで、戦犯として責任を追及されることを免れた内幕を暴露した。同書は、大量の貴重な写真を収録して、有力な史実資料によりこの悪行の歴史を明らかにしている。
(新華社より)
推薦記事: