新華網モスクワ8月25日(記者/魯金博)ロシア外務省のザハロワ報道官は24日、日本が陸上配備型ミサイル防衛システム「イージス・アショア」の導入を決定した場合、太平洋北部地域の戦略的安定を損なうことになると述べた。
ザハロワ報道官は同日の記者会見で、ロシアは近年、日本の米軍ミサイル防衛システム導入に関する検討に注目し続けており、日本がイージス・アショア導入の意向に傾いていることも知っていると述べた。また、ミサイル防衛システム導入の理由を、朝鮮の核実験や弾道ミサイル試験発射の進展のためだとする日本の主張には根拠がないとの見方を示した。
ロシア科学アカデミー極東研究所日本研究センターのワレリー・キスタノフ所長は先日メディアに対し、日本が配備する「THAAD」であっても「イージス・アショア」であっても、米国が自らの世界ミサイル防衛システムを拡張することに変わりはなく、これにより米国は東西の両側からロシアを挟み撃ちするように封鎖できることになると指摘している。
(新華社より)
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