新華網ブラジリア8月23日(記者/張啓暢、趙エン、張武岳)第9回BRICS首脳会議が9月に中国福建省アモイ市で開催される。李金章在ブラジル中国大使はこのほど、新華社記者のインタビューに応じた際に、BRICS諸国の協力は二度目の10年に入ろうとしており、BRICSの協力の将来性は依然として広大で、中国・ブラジル関係を安定して前進し発展させるように促進するだろうと述べた。
李金章大使は次のように述べた。2006年の第1回BRICs外相会議から、2009年の第1回BRICs4カ国首脳会議、そして今年の第9回BRICS首脳会議に至るまで、BRICS諸国間の協力はより深まり、より実際的になってきた。すでに重要な影響力を有する国際メカニズムにまで発展し、金融危機への対応、世界経済成長のけん引、国際関係の民主化推進における重要な力となっている。
同大使は、現在の世界経済は依然として世界金融危機以降の深い調整期にあり、不安定・不確定な要素が増えているが、BRICS諸国は豊かな自然や人材資源、広大な国内市場、余裕のある政策によって、将来の成長傾向が変わることはなく、発展の潜在力は依然として高いと強調した。
中国とブラジルの関係について同大使は、BRICSメカニズムの枠組みの下、双方が政治、経済貿易、テクノロジー革新、金融、テロ対策、エネルギー安全保障、農業、文化教育などの分野で良好な協力を保っていると述べた。
「東半球と西半球でそれぞれ最大の発展途上国であり、BRICSの重要なメンバーとして、中国とブラジルは利益共同体、運命共同体となりつつあり、両国の協力はBRICS全体の協力に強い推進力を与えるだろう。」と、同大使は述べた。
(新華社より)
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