スペイン・バルセロナの繁華街で現地時間17日、貨物車が人をはねるテロ事件が発生しました。その後、バルセロナから南へ約100キロ離れたリゾート地・カンブリスでも18日未明、車両が歩行者や警察官らをはねる事件が起き、合わせて14人が死亡、100人あまりが負傷し、うち17人が重傷を負いました。
現地時間17日、バルセロナ中心部の繁華街・ランブラス通りで白い貨物車が突然猛スピードで人だかりに突っ込み、次々と通行人をはねたテロ事件は、死者13人、負傷者100人余りを出しました。犯人はその後、車を捨てて逃走したということです。
この事件について、過激派組織「イスラム国」は既に犯行声明を出し、同事件はアメリカ主導の「イスラム国」取り締まり活動をする国際連盟国家を対象にしたものだと表明しました。
事件発生の数時間後、カンブリスでは自動車が歩行者をはねる事件が発生し、6人の歩行者と警察官1人が負傷し、うち1人は死亡しました。
現地緊急救援部門の話によりますと、死傷者はドイツ、ベルギー、カナダなど30余りの国と地域の人達が含まれているということです。
テロ事件後、スペインのラホイ首相はSNSを通じて、「テロリストは暴力による方法で、自由を愛する団結した民族を破壊することはできない。スペインの全国民は今まさに、被害者とその家族のそばに寄り添っている」と語りました。
スペインは事件発生に伴い、3日間喪に服すことにしています。現地時間18日正午、スペイン全国で1分間の黙祷をし、テロ事件の被害者を偲びました。
(中国国際放送局)
推薦記事:
シエラレオネは洪水と土砂崩れに見舞われ、死者数が400人を超え
ロシア外務省:ロシアとインドの軍事演習は中国・インド関係とは無関係