新華網シドニー8月17日(記者/祝敏慧)オーストラリアの最新研究プロジェクトは、妊婦体内のある特殊分子が不足すると、流産や新生児の先天性異常を引き起こし、ビタミンB3を補うことがこの問題の解決に役立つと発表した。
この研究は、オーストラリアのビクター・チャン心臓病研究所の科学研究者たちによって行われた。ビクター・チャン氏はオーストラリアの著名な中国系の医師で、同氏の死後、オーストラリアは彼を記念して同氏の名の付いたこの科学研究機関を設立した。
研究者によると、肉や緑黄色野菜に広く含まれるビタミンB3は、体内でのニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)分子の生成を助ける。しかし、調査によると、妊娠初期の妊婦のうち3分の1は体内のビタミンB3含有量が低く、妊娠後期にはこの割合が60%まで高まる。
研究者らは、女性ができれば妊娠する前から、すでに普及している葉酸の摂取のように、ビタミンB3の摂取を始めるよう提案している。
(新華社より)
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