中国の大手求人サイト「智聯招聘」などがこのほど発表した調査報告によりますと、海外から帰国して都市部での起業を考える中国人留学生にとって、最も人気のある場所は北京市だということです。
海外から帰国した留学生に対し、「起業するなら、どの都市を選ぶか」というアンケートを取ったところ、北京市を選んだ人の割合が24.3%で最多でした。2位から5位までは上海市、成都市、広州市、武漢市で、それぞれ8.1%、6.6%、5.9%、4.4%となり、上位5都市の合計が全体の約半分を占めていることが分かりました。
また、「帰国後、国内の生活と仕事にすぐに慣れることができるか」との問いに対しては、50.5%の人が「すぐに慣れる」と答えました。また、「最初は難しかったが、徐々に慣れた」としたのは44.7%。一方で、「ずっと慣れずにいる」と答えたのは4.8%で、前年の12.9%に比べ明らかに減少しました。
昨年末までの時点で、これまでに海外から帰国した中国人留学生の数は約265万1100人に上りました。昨年だけでも約43万2500人が帰国しており、同年の大学新卒者数を上回りました。
(中国国際放送局)
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