BBCの観光ページは「想像できない中国のプロジェクト」と題した動画で、世界一高い大橋、中国 貴州省の北盤江大橋にカメラを向けた。
記者は撮影 インタビュー中に興奮を抑えきれず、「深い印象」「想像できない」などの表現によりこの大橋を形容した。大橋の高さ、施工の難しさ、施工案の選択など、動画は詳細に紹介 分析を行った。中国の革新と効率を、口を極めて褒めそやした。
（BBCのウェブサイトから）
施工担当者は動画で、この雲南省と貴州省の間に跨る大橋は川から565メートル離れており、約200階建てのビルの高さに相応すると紹介した。建設で最も難しかったのは、適切かつ合理的な施工案の選択だ。
山間部の溪谷に跨る大橋にはこれまで、吊橋が選ばれてきた。施工チームはその豊富な設計 施工経験を持つが、設計チームは最後に別の手段を打ち出し、塔からケーブルを斜めに張る構造の特大スパン斜張橋という案を立てた。
この革新が必要だったのは、まず現地に具体的な状況があったからだ。この構造により現地の生態環境を最大限に保護し、コストを削減できる。またプロの技術者らしい、革新の天性があった。彼らにとっては、今までと同じものを作るのは簡単だが、革新はより苦しい。彼らは革新により自身への挑戦を続け、世界に新しい高品質の大橋を届けようとした。
大橋の建設中、多くの海外メディアが好意的に報じ、さらにはその進捗を追い続けた。
（ガーディアンから）
（デイリー メールから）
（デイリー テレグラフから）
メディアの報道の他に、大橋の総工費も海外ネットユーザーから注目を集めた。これほど難しい大橋の建造に、中国は10億3000万元しか使わなかった。この低コストに、海外のネットユーザーが驚かされた。米NY市の全長3.2キロのIND2番街線は、工期が80年以上、総工費が45億ドルにのぼった。
当然ながらより多くのネットユーザーが直接的な手段により、北盤江大橋を賞賛している。
外国人を驚かせている中国の大橋は、北盤江大橋だけではない。
メインプロジェクトが7月7日に貫通したばかりの港珠澳大橋（全長55キロ）は、鉄骨構造橋が最長の、海底トンネルが最長の海上橋だ。英ガーディアンは港珠澳大橋を「世界新7大奇跡」と評価した。
港珠澳大橋は伶仃洋を跨ぎ、広東 香港 マカオを結ぶ。珠海市から香港まで以前は車で3時間半かかったが、30分に短縮される。港珠澳大橋は中国の建設の歴史において、全長が最も長く、投資額が最大の、施工の難易度が最も高い海上橋だ。港珠澳大橋は建設中に多くの奇跡を生み出した。次の写真を参考にしてもらいたい。
新華網から
他にも中国には世界最大スパンの鉄道道路併用吊橋「五峰山長江特大橋」があり、その荷重と設計上の時速はいずれも世界一だ。世界最長の高速鉄道橋「丹昆特大橋」の全長は164.85キロにのぼる。さらに7つの「世界一」を記録した赤石大橋、4つの「世界最高」を記録した湖南矮寨大橋などがある。
中国は近年、世界の橋建設記録を更新し続けている。世界一高い橋、世界一長い橋、世界最大スパンの鉄道道路併用吊橋など、「世界一」が相次いでいる。世界各地のメディアは中国の大橋の建設に注目し、各国のネットユーザーが前向きに評価している。
それだけではない。橋の国際舞台において、中国製の橋は世界市場の半数弱を占めている。マレーシアのペナン第2大橋、パナマ運河第3大橋、韓国の仁川第2大橋、米サンフランシスコ オークランド湾大橋などは、中国の橋が世界にもたらした美しい名刺だ。
世界最大スパンの鉄道道路併用大橋「滬通長江大橋」が、2019年に開通する。メインブリッジに双方向10車線を設ける、通行能力が世界最大の揚泗港長江大橋も2019年に竣工する。
橋の建設水準を見ると、「中国の橋」はすでに中国の美しい名刺、総合的な国力の象徴として、中国製の実力を世界に見せつけている。世界の橋業界には「世界の橋建設は、1970年代は欧米中心で、90年代は日本中心だったが、21世紀は中国が中心」という言葉もあるほどだ。
（チャイナネット）
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